うさぎさんの国際線移動(ITA Airways)・動物検疫(羽田空港)・ギリシャからの輸入手続き 虎の巻

こんにちは!ユキです。

あれから1年・・・。
今日は、「うさぎさんがギリシャから日本へ移動した時」のお話です。
ギリシャから日本へうさぎが移動するために具体的に何が必要だったか・そして渡航の記録を記しておきたいと思います。
本当に色々ありましたが、ごく簡潔にまとめてみます。

法的には、下記A. とB. を満たす必要があり、
A. うさぎがギリシャを出国するために必要な手続き
B. うさぎが日本に入国するために必要な手続き


流れを7つに分けると、このようになります🐇🐇
①地元の獣医さんへ何度か赴くー(マイクロチップ、予防接種、パスポート発行、証明書の基となる検査)
ギリシャの動物を管轄する省庁へ交渉、アポ取り、赴く、ー(日本の動物検疫に必要な書類への裏書き証明をもらう)
③航空会社への相談、チケット購入まで
④日本の動物検疫へ連絡、ペットホテルへ入金
渡航
ペットホテルさんに係留中のお世話を委託し、2泊3日の検疫
⑦検疫完了

 

ギリシャから日本へ行くために必要だった医療措置はこちら。
マイクロチップ・パスポート発行
狂犬病ワクチン接種
・細菌感染予防処置
・兎粘液腫 検査と証明
・兎出血病 検査と証明
・野兎病 検査と証明
(補足・移動を含むストレスを緩和するための抗ストレスビタミン剤(任意)ともう一つお薬(必須)を所定の期間、お水や野菜に含ませてうさぎさんたちにあげました。)

②は、長い戦い。①で行なった検査を、国の機関に裏付けしてもらいより正式な書類にしてもらいます。この書類が発行される時点で③航空券の予約が必要になるので、タイミング含めて難しいところがありました。
さらに最後の最後に、省庁の担当の方が「私はこのタイプの(日本の)動物検疫の書類は見たことがない。私は知らないものにはサインしない」と言い始めるなど、 茨の道でした…

ギリシャー日本間でうさぎさんを乗せてくれる航空会社はITA Airwaysだけでした。航路はアテネ-ローマ-東京。予約は電話で・・・

④日本の主要機関への連絡など。こちらも失敗が許されない重要な作業ですが、やはり対応が早いのもあり、ギリシャの機関への交渉と比べるとだいぶスムーズに感じました。

渡航の段。
アテネ国際空港、"Eleftherios Venizelos"へ到着。


アテネローマ間の機内はお隣にも人がいて、こんな感じで足元にうさぎさん達をおさめました🛫

イタリアって訪れたことは未だないんですが、ローマ・フィウミチーノ空港へ降り立つ前、陽射しが飛行機の中までさんさんと届いてたこと、印象的でした。


さて、長丁場となるローマ-東京間は、お隣の居ない席にしてもらえたので、2匹を一人分の席に載せて移動することができました。

 

羽田空港に着いてから程なくして、動物検疫官の方達と合流。チモシーは植物防疫の方へ。

検査のお部屋へ入り、台に載せられたうさぎ達はパニック。なんとか転げ落ちずに済み、飼い主と並んでの写真撮影や、マイクロチップの確認などが行われます。そうこうしてるうちにうさぎは検疫へと向かい、飼い主も書類の確認、照合を終え、受け取り時の確認等を済ませたらその日は解散。
そのあとは2泊3日間様子を確認できないのですが(係留中のお世話はペットホテルへの委託が必須のようでした)、それでもペットホテルの方々が、写真付きのメールで丁寧に様子を報告してくれて、感謝の気持ちでいっぱいでした。

⑦無事に検疫を終え、合流。


・・・さて、こんな感じで今日は終えてみたいと思います。


おまけはギリシャでの体重測定の様子

 

動物も人も、渡航をする皆さんへ Have a nice flight!!